第２１回　身長を伸ばす為に

　成長期には誰でも身長が伸びるのは当然ですがスポーツ選手であれば誰でも"もっと大きくなりたい"
　　思っているはずです。
　　ポイントは３つあるようです。

　　１、たんぱく質とカルシュウムを充分に摂取する事

　　２、しっかりとトレーニングをする事

　　３、充分な睡眠をとる事です。

　　１、は当然であると思いますが２，３については以下のとうりです。
　　２、はトレーニングは骨の先端に運動による刺激を与えて発達を促す理由によるものであり
　　３、は午後１0時から午前２時ぐらいまでの熟睡中に成長ホルモンの分泌がもっとも活発になるため
　　です。
　　一般的に身長は遺伝と言われますが上記の方法も有効である事は間違いありません。

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    １、たんぱく質とカルシュウムの摂取について
　　　　高校野球の選手で1日に摂取すべきたんぱく質とカルシュウムの量について考えてみたいと思い
　　　　ます。
　　　　１）　たんぱく質
　　　　　　　成長期の高校生しかもスポーツ（野球）選手として必要とされる1日あたりのたんぱく質の
　　　　　　　量は150ｇ程度とされております。
　　　　　　　これを3度の食事でまかなう事にしたいのですが、1日の食事で摂取可能なたんぱく質の
　　　　　　　量はおよそ90gとされております。約60g程度不足いたします。
　　　　　　　これを補うために最近ではプロテェインパウダーを使用しております。
　　　　　　　プ� ��ティンのの特色は
　　　　　　　@　効果的に体内に吸収できる
　　　　　　　A　経済的である。
　　　　　　　といえると思います。
　　　　　　　参考までに食品から摂取できるたんぱく質の量は肉：１００ｇ⇒20gの摂取
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　卵：　　1個⇒7gの摂取です。
　　　　　　　またコレストロールの蓄積を防ぐ為に鶏肉の笹身、胸肉、卵の卵白、白身魚を中心すると
　　　　　　　良いと思います。

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　　　　２）　カルシュウム
　　　　　　　今まではカルシュウム＝牛乳というイメージでしたが、牛乳に含まれるカルシュウムは
　　　　　　　吸収時間がかかるために小魚、ヨーグルトで摂取する方が効果的である様です。
　　　　　　　またプロテェインの中にもカルシュウムが含まれているためにプロティンの摂取は効果的で
　　　　　　　あるともいえます。

　プロティンのイメージは何か薬物的なイメージを与えるかもしれませんがそのように体に害を与える
　ものではないようです。

　しかし、成長時期の高校生であればプロテェインも必要かもしれませんが小学生や中学生では
　食品から摂取するように心がけて食事の重要性を感じていただきたいと思います。

  ２、トレーニングについて
　　　成長期のトレーニングは基礎トレーニングの他筋肉トレーニング等がありますがこの筋肉トレ
　　　ーニングを始める年齢・時期を誤ると筋肉が骨を囲む為に骨の成長を阻害する場合もあるよ
　　　うです。
　　　小柄ではあるけれど筋肉は素晴らしく跳躍力も優れている運動選手がおりますが
　　　骨の成長を筋肉の成長が阻害した可能性も否定できません。
　　　体操競技の選手に小柄な筋肉選手が多いように見受けられます。

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　　　またこれはあくまでも私の考えなのですが　中学で小柄だからと言ってバスケットを部活で選択
　　　した選手が何故か小柄な筋肉マン選手に育ちバレーボールを選んだ選手が細いけれども身長が
　　　高いと言う気もいたします。
　　　この私自身、高校生の2年生で始めてバレーボール部に所属しましたが、まず練習は垂直跳び
　　　のトレーニングを毎日私だけが行っておりました。
　　　数ヶ月間にわたって学校中の渡廊下の天井の梁の部分を両手でブロックするが如く垂直跳びを
　　　しながら小走りしておりました。
　　　この部活の活動のためだと信じておりますが、高１の３学期に１６８ｃｍであった身長が高２の秋
　　　には１７５ｃｍまで一気に伸びました。
　� �　確かに父親は私と同じくらいの身長でしたが母親は小柄で、また弟も大人になって１７０ｃｍ
　　　あるか無いかの体格で止まってしまいました。

　　　垂直跳び（しかも両手を一杯に上に伸ばしたフォーム）は背骨から全身の骨の先端を刺激して
　　　おります、この事を考えると"骨の先端に運動による刺激を与えて発達を促す"と言う理論にも
　　　合致しております。
　　　私は今でも成長時期には両手で万歳をするように垂直跳びのトレーニングが身長を伸ばすのに
　　　効果的ではないかと思っております。
　　　当時の私の垂直跳び練習は約４０分位毎日行っておりました。
　　　小学生、中学生、高校生の成長時期の選手に一度試して頂きたいと考えております。
　　　ただし、膝の故障に充分注意してください。

　３、睡眠について
　　　睡眠の重要性はなにも身長を伸ばすだけではありません、体を大きくするには絶対に必要な
　　　事であると考えております。
　　　相撲部屋では稽古をして目一杯食べて充分な睡眠をとっております、やはり寝不足では体の
　　　成長は伴わないのではないでしょうか、高校の野球部では練習も遅くまで行いますが通いの
　　　選手も家に着いたら無駄な事は行わず勉強を済ませたらなるべく１０時位には睡眠を取るように
　　　した方が成長の為には絶対効果的であると思います。