2012年4月19日木曜日

低血糖症 | 統合失調症、低血糖症、うつ病


 昨日は、医師向けの勉強会アドバンスコースでした。
その内容は、別の機会にお伝えすることとして・・・・勉強会に参加している医師から、とても興味深い資料をいただきました。

そのドクターご自身も低血糖症であることから、糖代謝に興味をもち実際の様々な食材を用いて5時間深検査を行い、その結果を持ってきてくれたのでした。

この先生は、ご自身がコーヒーが大好きということでコーヒー単独の5時間負荷や、コーヒーを飲んだ後に食材を食べて5時間負荷検査・・・などざまざまな検査を行なわれていました。

空腹の朝に、コーヒー一杯のんでその後に5時間飲まず食わずは、結構辛かったのではないでしょうか??

この結果は、ブログをお読みの方々にもとても参考になると思いますのでお伝えしようと思います。

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実験1  3月某日 ブラック珈琲負荷試験


DRオンスの重量損失のアドバイス

方法:空腹時にブラック珈琲を飲み、その後5時間(11回)採血を行なう
結果:ブラック珈琲を飲んだ後も血糖値の上昇はなく、その後の血糖の低下もない。

注 : 低血糖症で交感神経緊張症状(不安、イライラ、動機、頭痛、手の痺れなどなど)がある方はカフェイン摂取を控えることをお勧めします。

実験2  3月某日 ゆで卵負荷試験

方法:空腹時にゆで卵を食べ、その後5時間(11回)の採血を行なう
結果:ブラック珈琲同様に、血糖の上下はない

実験3  3月某日 果物(デコポン)負荷試験

方法:空腹時にデコポンを食べ、その後5時間(11回)の採血を行なう
結果:血糖値 空腹時91 30分後168 60分後 111 その後血糖の変化なし

※ 低血糖症の患者さんが、空腹時の果物を摂取することの危険性が実証されました。

実験4  3月某日  ブラック珈琲後、白パン摂取


便秘のためのフードメニュー

方法:ブラック珈琲を飲んだ後、白いパンを食べ 5時間(11回)の採血を行なう
結果:血糖の変化 空腹時 102 30分後 164 60分後 186 90分後117 180分後 82

※ ブラック珈琲の摂取は影響は少ないと思われます
※ 白いパンは、急激な血糖の上昇とその後の急激な血糖の低下をもたらす。さらに反応性に空腹時よりも血糖を下げる

実験5  4月某日  ブラック珈琲後、全粒粉パン摂取

方法:ブラック珈琲を飲んだ後、全粒粉のパンを食べ 5時間(11回)の採血を行なう
結果 血糖の変化  空腹時 97 30分後 173 90分後 90 その後血糖の変化なし

※ 全粒粉のパンは、白いパンと比較して血糖の上昇が少なく、その後の反応性の低血糖が無かった
※ 白いパンに比較して血糖の変化が緩やかであることは、確認できたが低血糖所の方が空腹時に食べる食べ物ではない

実験6 4月某日  納豆負荷試験

方法: 空腹時に納豆を食べ その後5時間(11回)採血を行なう
結果: 血糖値の変化はない


※ 納豆には10%程度の糖質が含まれているが、血糖への影響は無視してよいと思われる

実験7 4月某日  プロテイン10g+豆乳 その後全粒粉パン負荷試験

方法: 治療でもちいているプロテイン10gを豆乳で飲み、その後全粒粉のパンを摂取
結果: 血糖値 60分後 137  その後血糖の変動なし

※ 全粒粉のパンを食べる前に、プロテインを摂取することによって、血糖値の上昇が緩やかになりピークが60分に移行し血糖値も低く抑えられた。その後の血糖の低下も緩やかであった。


いかがですか?
約2ヶ月間で、7回 5時間の負荷検査を行なわれています。
そして非常に貴重な結果を教えてくれました。
この昨年5月にカナダで開催されたオーソモレキュラーの学会でも、演者のドクターが自らビタミンCを飲み、飲み方の工夫などで血中濃度に違いがあることを発表されていました。
世の中の学会は、大規模な検査でしかも二重盲検という方法のものしか貴重な試験として評価しません。
ところが同一の人物で、このような多種の検査をおこなうことは、日常生活をおくるうえで我々にはとても貴重な情報となります。

次回は、この結果についてもう少し考えてみようと思います。



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